2013年7月20日土曜日

落第忍者乱太郎51巻part2 「豆を移す習い」直観力を鍛えよう~の段

「委員長が替わっちゃうの?」

虎若の話が終わってすぐに、学園長の突然の思い付きで各委員長を入れ替えて、さらには、保健委員と体育委員を1つにするということが起ります

(稗田八方斎とのやり取りもそうですが、
保健委員の新しい委員長が登場するところも面白かったです。)

保健(体育)委員は会計委員長だった潮江文次郎が(アミダ決定らしいです)
体育委員だった七松小平太は図書委員に
図書委員だった中在家長次は用具委員に
用具委員だった食満留三郎は作法委員会に
作法委員だった立花仙蔵は生物委員会に
保健委員だった善法寺伊作は会計委員に

でなぜこんなことをしたのかというと、
忍びが入り込みやすい「騒動のあった夜」状態にするためらしく、
乱太郎たちが失敗した「豆を移す習い」を1年は組全員ですることになり(学園長命令)数える忍は
学園内に侵入した忍を数えよとのこと。


何度も読み直しているのですが、
オチがどうなっているのかわからないのですよね。
トカゲというワードが出てきて、カノン砲のことを
バジリスクといい、バジリスクとはトカゲの事で・・・

アニメの方をちゃんと見て頭にのみ込んでから読めばよかったかなと思っております。


読後感想


一番最初に買った原作単行本だったので、
比べるものがなく見ていた時は「よくネタ切れをおこすことなく見れるレベルの話を作れるな。ちゃんと勉強している人なのだろう。」と感心して、
原作を買うのは間違いではなかったなと満足でした。

けれど、他の単行本を買ってみて、一番隔たる時期の16巻と比べると(16巻が一番数字の若い、私が所持している巻なのです)
16巻の内容と比べて、無茶というか強引というか、そんな風にも感じてしまいました。

雷蔵の迷い癖を治すのに学園長があそこまでするという事もそうですが、(動機がわからなくて)
各委員長の入れ替えも、茶番っぽくて。

話を作っているというよりか、全部のキャラを1つの箱の中で動きまわしているという感覚がして、
均一的な?平均的な?画一的な?
なんというか、パンチに欠けた印象でした。

評価点をつけるとすれば
10評価で6くらいの面白さでしょうか。
読者の斜め上を行かなかった事がこの評価の形

一章目を読んで、この巻のオチに学園内で豆を移す習いをすると予想できるのか?と言われれば
出来ませんが、けれどもこの種の出来ないというのは、作者が作者にしか知りえない新設定を使っているからに過ぎないんですよね。

すべての材料を示されたうえで「さて、どんな結末になる?」「この終わり方になるのはわかっているが、実際何が起きて(何が起これば)この終わり方へのルートができる?」と考えてみる
実際の話はその予想の上を行く。
もしくは思いつきはしたが、想像の段階まで引き上げられなかったものを、私の頭が望んだ理想通りの完璧に仕上げて、提示する。

そういうのがなかったですね。


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