2013年9月13日金曜日

「何でもいい!覚えていることを全部話せ!」中公文庫版地球へ・・・第3部感想part3


「か弱く優しいミュウたちよ・・・」(やさしかねーよ)



メンバーズになったキース・アニアンは
ナスカの調査の為ぺセトラ基地行きの船の中でサムの事を回想します。
ここでもわけわからんポイントが発生。
サムはジョミーの攻撃を受けて狂ってしまい、
幼児帰りして入院生活になり
極度の検査嫌いになってしまったようです。

でここまではいいのですが、なんで病人になったってだけで、その療養の為に地球に住めるのか。
(健常人だと一生宇宙もザラじゃない。適性検査で行ける行けないが決まるとか会話してたくせに)

どこかではなく、「地球」にサムは今いて、
キースも見舞うために地球にいるのです。
「ねーよ」ポイントでもありますねこれは。
有難みが全くねえ。

その狂ったサムから聞き出せたことはと言えば、
成人検査の時にマザーが消去してしまった
思い出ばかり。


「怯えた視線・・・なぜ怯えるのか」


キースはこの基地で自分がミュウだとは知らずに生きてきた青年ジョナ・マツカ(17才)に殺されそうになります。
けど返り討ちにして、止めは何故か刺さず、
次に同じことをしたら間違いなく射殺するといって
部屋を後に。
マツカ以外のぺセトラ基地にいる荒くれ者たちと一緒にナスカを見に行きます。

ナスカに飛び立つ船を見送りながら
マツカは「なぜ僕を殺さなかったのか」と
「強靭な意志で制御された心。あれでも人間なのか?」とキースの事をスキのない機械のようだという印象を抱きます。
マツカ関係に関しては、アニメだけでなく原作も併せると「なんでマツカはキースを助けに行ったんだ?」のモヤモヤがハッキリしますね。

アニメだと?ってナスカ編はなりました。
少女の心を持っているんだろうって事で納得してましたけど私は。

ナスカに行ったはいいけど、船員たちがみんな魔物が住むだとか言い始めてキースはまともな調査が出来ずにとんぼ返り。
ミュウの精神攻撃が効かないパイロット(キース)がいたことで不安を抱くミュウが一人。

2013年9月7日土曜日

「そんな時は私及ばずながら彼と一緒に考えるわ!」中公文庫版地球へ・・・第3部感想part2


「怒りに任せたそのあとの彼の心。後悔ではなくただ限りなくやさしくなる」


またツッコミどころというより文句どころ。
ジョミーは能力の訓練、帝王学の学習をしています。
やらされてることSD体制と同じじゃねえか。

2013年9月6日金曜日

「やれやれまたソルジャーだ すごい力!」中公文庫版地球へ・・・第3部感想part1


「いまさら我々がそれを消したところで言いも悪いもない」

「アタラクシアから逃れたミュウたちは安息の地を求め、惑星ナスカに降り立ち、SD体制以前の人間らしい生活を営んでいます」というとこからいきなりスタート。
主人公ジョミーの幼馴染であり、敵側主人公キースの親友でもあるサム・ヒューストンが、
パトロールの途中でミュウの母船を発見してしまい、ミュウに記憶を消すため捕まってしまいます。

「キース 自分で確かめろ・・・真実を!」~中公文庫版地球へ・・・第二部感想part4


「思い出せ 捨てた記憶はそれぞれが持っていくべき大切な鍵だ」


シロエが倒れたことや、ジョミーのことを
みんな忘れています。
それはもちろんイライザ(マザー)の仕業。
そのことに腹を立てたキースの脳内にはシロエの言葉が甦り、フロア001を調べに行こうと席を立ったところでまたジョミーのテレパシーを受けます。


今回はステーション全員に。
新入生たちは特にすぐ感化され、彼らの口からジョミーのメッセージが発せられます。
過去を持たないキースは幼児帰りをすることなく
エネルギーをシャットダウンして、テレパシーを遮断することに成功。
自分だけが影響されなかったことでキースの「自分は一体何なのか?」という疑問は無視できないまでになり、マザーの許可を得てフロア001に行きます。


「本当に見てはならぬものがあるならこの力はもっと強く」


ガラスケースの中の少年がキースを出迎えて
キースは自分もかつてああやってガラスの中に入っていたことを思い出します。

10年に一度生み出される実験体。
両親や友人や教師によって情緒を曲げられることなく育てられた、マザーイライザの「無垢な者」。
人間の指導者として生まれたのが自分の使命だと知ったキースは反逆者シロエの抹殺に向かいます。
豹変したとかじゃなく、中身は元の感情的なキースのままですが、(違いは使命感が芽生えたというだけ)シロエが散って教育ステーション編はおわります。

原作だと地球では普通に生活してる一般人らしきババアが3巻に出てきてたんで、なんでわざわざ
ここでシロエが殺されるのわかってステーションから逃げたんだがわからない。

「僕は生まれたからには自分の運命を自分で選ぶと決めていた」
作中のシロエのセリフですが、原作だと反発するだけで中身がないからやっぱり没個性人間でしかないわけでSD体制に染まった人間じゃんとしか思わなかったです。

「第3部 ナスカ」


ナスカという、開発を中断されて投棄されていた惑星にミュウたちは根を下ろし、農作物や子供の誕生といった「暮し」を始めます。
地球を忘れたわけではないですが。

パイロットになったサムは3部の冒頭でミュウと接触したせいで、病院生活を送って死ぬことに。
人類代表キースはこの惑星でミュウたちと衝突することになります。


2013年9月5日木曜日

「納得できるのか」~中公文庫版地球へ・・・第二部感想part3


「人のいいサム 地球へ行きたかったろうに!」


「変じゃないか。地球に住みたくても住めないものがいる。いくら適性だからって一生地球を憧れて宇宙で死ぬ奴もいる」byキース

卒業前の練習飛行で、メンバーズに選ばれたのはたったの8名。
サムはメンバーズには選ばれずパイロットになる事が進路として決定します。
キースのSD体制批判・疑問は始めからですが
サムの事であるという事もあり、感情的になっています。

2013年9月4日水曜日

「何て意志の強さだ・・・」~中公文庫版地球へ・・・第二部感想part2


「でも結婚なんて結局は挫折でしょう?あるのはせいぜいなぐさめだけ。」


スウェナのことやら、キースと成績の
トップ争いをしたりやらでシロエとキースの
対立関係は周知の事となり
ゲームルームでキースとシロエが別々にゲームをしていてシロエがキースを挑発します。
アニメではキースがゲームに勝利し、これ以上付きまとうなという流れでしたが
原作では勝負すらせず立ち去ろうとしたことで
シロエから「エリートというのは腰抜けだ」と馬鹿にされ、
シロエを殴ってしまい、喧嘩になりかけますが
サムが止めに入り、周りの者たちも止めに入って
キースはマザーからコールを受けます。

2013年9月3日火曜日

機械の申し子~中公文庫版地球へ・・・第2章感想part1


「シロエと呼んでください」


主人公ジョミーのソルジャー承認の後、
成人検査突破組は何をするのかの話です。