これで1巻はおしまい。
特別読み切りの中学生版「斉木楠雄のΨ難」
ですが、話的にはどうって事は無く、
すでに連載されている話とほとんど同じで、ファンなら知ってて嬉しいだろうけど、
単純に漫画としてしか読んでいない人にとって見れば、
このためにこの巻を買うほどの威力ではないですかね。
連載されて、そこそこ成功してはいますが、この読み切り話だけで、
連載にまで持ち込んだジャンプ編集部は頭おかしいと思います。
いつも怠惰で読んでいるジャンプ作品の中に、
読み切りとしてこのレベルの話が入っていたら
「いーもんみっけった」って240円も浮かばれるとは思いますけどね。
中身ですが、サイコメトリーが最悪ですね。
連載の中では「ネタバレ不可避」の能力でしたが
この中では、潔癖症の人にはとても共感できる
「だれが何をしていたのかわかったもんじゃない」
恐怖を助長しています。
ss(ショートショート)の4話収録。
ここの話の中で手こずっていたことを、連載の高校生斉木がいともたやすくやり遂げていたりと、
作者の後のファンサービスがあります。
まず、サッカーの話で靴紐をサイコキネシスで結ぶだけで、
穴という穴から大量出血する斉木が
連載では、2秒もかからず身体能力をセーブしながら
走っている他人の靴紐を結びなおしていること。
ついさっき、連載の話と遜色ないと書いたばかりですが、
斉木自身はすこしストレスに弱い感じのキャラになっているカンジです。
連載はチートで、この読み切りでは常人みたいな違いがあります。
でここでのテレパシーの中にも「おまえん家おばけやしきみたいだな」
というフレーズが。
作者は気に入っているみたいですねこのフレーズ。全く関係ない上にテレパシーですらなく斉木の被害妄想の産み出した幻聴なんですけどね。
最後にキャラプロフィールに
斉木家3人(楠雄・父・母)・海藤・燃堂・夢原・灰呂の7名の情報があって、おわり。
(好物はコーヒーゼリーではなくスイーツになっています)
読後感としては、マンガを全巻読むときに当てはまる事なのですが、
始まりの巻である1巻というのは、最終巻より特別なもので、なんか独特のものがあって、
なんかわからないけど、なにかありますよね。
話より、キャラを見て、どの話が良かったかと決まるタイプですね。1巻目の話は。
私はあんまり好きな話は無かったです。
センスは濃いと思うのですが。
2巻のレビュー
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