2013年9月7日土曜日

「そんな時は私及ばずながら彼と一緒に考えるわ!」中公文庫版地球へ・・・第3部感想part2


「怒りに任せたそのあとの彼の心。後悔ではなくただ限りなくやさしくなる」


またツッコミどころというより文句どころ。
ジョミーは能力の訓練、帝王学の学習をしています。
やらされてることSD体制と同じじゃねえか。

で子供が誕生します。
わーわー騒いだだけでやり取りは無し。
2ページのみ。
ミュウの若者組は、戦いを放棄してこのナスカで歴史を築いていこうという考え方に替わり、
ジョミーが「赤いナスカは青い地球とは違う」と
ポエムって第1巻目は終了です。

あとがきに原作者の「地球へ・・・」がどうやって
誕生したのかというのが書かれてます。
といってもアイデアはここから閃いたとか、
このキャラクターはこう意識したとかの類ではなく
商業的に忙しかっただとか、読者の反響が良かったから続きを書くことになったんだとかそれだけ。


「またか-万年中間管理職のくだらない皮肉・・・」


キースはナスカに事故の調査の為飛ぶことになり、
ジョミーはブルーの悪夢を見ます。
原作とアニメ見てたら思うけど、
アニメの方は「意志」なのに対し
原作の方は「呪い」の様に思う。

でそのあとフィシスのもとに行き、なんでナスカに下りないのかと問い詰めます。
ブルーの想いがしみ込んでいるから下りないのだと。

「ま・・・まさか防御しなかった!?」


殺すつもりがなかったとか、悪気はなかったのだとか、なら最初から何もすんなっていう。
ナスカで生きていきたいというグループと
長老たちが対立します。
「憎しみが消えた!」といって、ナスカに降りたのを全部ジョミーの独断のせいにして長老たちは
ジョミーに怒りの思念をぶつけ、ガードをしなかったことでジョミーは自閉してしまい、倒れます。

その時フィシスはナスカが燃えるビジョンを見て
ナスカに降りるようにアルフレートに頼みます。


「これでは誰が指導者であっても正しい判断を下す事は出来ません 地球を守り抜くことだけに徹した人間たちの方がずっとましです!」


占い以外のフィシスの能力を使って、
閉じてしまったジョミーをフィシスが意識の底へ
追いかけます。

その能力はサイコメトリーの強化版、
触れたモノの心を読み取るというものらしいです。
ミュウにとってもそれは「神秘」らしいのですが、
なんでだから「占い師」と呼ばれるんだ?

意識の最下層の闇の中にブルーの姿を見つけるフィシス。
ジョミーはブルーとの約束を果たそうと自分を殺してブルーを甦らせていた。
けどブルーは「君は君自身の力で闘え」と言い残して消滅します。
フィシスは泣き崩れますがジョミーを探そうとして、
次ページでは現実世界に帰還。
とても深くてこれ以上は追えず、彼の意志次第だと。
ナスカ組は自分たちがひと時の平和に酔ったのが悪かったと言ってミュウ組はおわり。

悪いのは直接攻撃した老害組だろうに。

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