2013年9月4日水曜日

「何て意志の強さだ・・・」~中公文庫版地球へ・・・第二部感想part2


「でも結婚なんて結局は挫折でしょう?あるのはせいぜいなぐさめだけ。」


スウェナのことやら、キースと成績の
トップ争いをしたりやらでシロエとキースの
対立関係は周知の事となり
ゲームルームでキースとシロエが別々にゲームをしていてシロエがキースを挑発します。
アニメではキースがゲームに勝利し、これ以上付きまとうなという流れでしたが
原作では勝負すらせず立ち去ろうとしたことで
シロエから「エリートというのは腰抜けだ」と馬鹿にされ、
シロエを殴ってしまい、喧嘩になりかけますが
サムが止めに入り、周りの者たちも止めに入って
キースはマザーからコールを受けます。


たいていの場合コール(呼び出し)というのは良くないものという生徒たちの認識ですが
キースの場合はマザーは道しるべとしての役目を果たしています。

場所はいかにもコンピューターという一室。
マザーは実体化していてその姿はその者の
近しい女性の姿、母親だったり恋人だったりで現れ、
キースのマザーは顔はハッキリしてませんが
神話の様で和服な服をきて、黒髪の長髪の女性です。
後の設定ですが、キースの母親はミュウの船にいる占い師のフィシスなのであの姿なのでしょう。



「抽象的な夢 苦痛の叫びが聞こえてきそうな・・・」


コールの後個室に戻ったキースが見た夢は
シロエの夢。
けれども形を成さない漠然とした夢。
本人は、毎夜の悪夢として成人検査の時に
過去の記憶を消されたことを夢に見て、
そのことが今の機械に反抗的な人格になった原因の様です。


「こういう席にまで着てくるなんていじらしいね」


時は流れて新年会のパーティまで飛びますが
衝突は無いまま、シロエは噂でキースが過去の記憶を持っていない事を聞き、
彼の出生のことを調べ始めます。

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